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諸々も言いたいこと
   
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日本の教育どう思われますか(表紙に戻る)   諸々の言いたいこと(目次)へ

2009年8月31日
政権交代

 8月30日の衆議院総選挙で民主党が圧勝しましたね。参議院では、先の改選で自由民主党と公明党が半数割れを起こしているので、参議院での連立次第で衆参両院で過半数を持つ政権ができるということになりますね。
 今回、ここまで自由民主党が大敗した原因を私なりに考えてみました。まず考えられるのが「郵政造反議員の復党」かな、公務員制度改革の後退を印象づけたかな。そして、日本郵政の社長人事のドタバタが追い打ちかな。現に日本新党も議席減ですね。社会保険庁の問題「失われた年金記録」でもなかなか国民の側に向かなかったとか。
 次に、構造改革のひずみででてくる問題の企業よりの姿勢かな。最低賃金の据え置きとか。子育て時のいびりとかでの使用者よりの姿勢とかでしょうか。国民の側を向いていないと思われることがよくありましたからね。生活保護の役所の対応でも批判が噴出してから慌ててという感じですね。ゼロゼロ物件などでも問題が起こっても業界側と見られるようなことも。
 なにかちぐはぐな感じを与え、郵政選挙での国民の信託から逸れていっているということでしょうね。
 ですから、今回も民主党が国民の民意を汲み損なうと自由民主党と同じ運命を辿る可能性がありますね。多くの国民は民間でできることは民間でと思っているようです。それが国民新党などの議席数に現れたのではと思います。行政改革が後退するような印象(例えば郵政再国営化)などがあれば、次の選挙で大敗する可能性が高くなるのでは。
 農業政策では、現状ではどの政党も日本の農業の再生はできないのでは。もっともっと、農地のままでの流動性(貸借を含む)を高めて規模拡大を図る必要があります。資産管理のための農業から脱却して産業として成り立つ農業に発展させる必要があるのですが、目先の票を求めて農業の効率化から目をそらしてますね。
 自由貿易協定を諸外国と締結できなければ、「貿易立国日本」の基盤が失われますよ。韓国などは国全体の将来のことも考えて政策を実行しています。サムスンとLGとが電機業界内で棲み分けているとか。農業も構造転換しながらしいですし。自動車はヒュンダイに集約したみたいだし。
 世界の中の日本であることを国民に知らしめて、国全体のことを考えての政策を実行できる政権になってほしいですね。軍事官僚が太平洋戦争を起こしました。今の官僚は経済効果のほとんどないような土建とかで国の活力を削いでいます。必要なところにお金が回らなくなっています。族議員も問題でしょうね。日本が破滅しないように頑張ってほしいです。

2009年8月29日
アルコール依存症に指導程度ではね

 8月24日に福岡県警の巡査部長が飲酒運転およびひき逃げをするという事件がありましたね。いろいろ報道されているのでよくご存じだと思います。
 そのなかで、「アルコール依存症」のことが出てきていました。「嗜癖」ということも考える必要がありますね。生育歴から見ていく必要がです。
 アルコール依存症は、未だに「大酒飲み」の状態が長期間続いたらとか思っているのでしょうか。社会的地位なんて関係なしに発症するし、依存症の人に「酒は飲まないように」と注意するぐらいで止まりませんよ。この程度の注意で飲酒量をコントロールできるのなら、依存症ではないといわれています。
 何らかの嗜癖のある人に改善させるには、カウンセラーと精神科医とか連携して治療に当たる必要があるといわれてます。そこまで、福岡県警は取り組んでいたのでしょうか。これは、福岡県警だけではなく、日本のあらゆる組織でいえることでしょう。メンタルヘルスへの取り組みの悪さが今回の事件を招いたのでは。
 そして、子育ての時に乳幼児に母親がたっぷりの愛情を子どもに注ぐ余裕を奪い去っているような日本の雇用環境の悪さはそのままですね。家庭がその機能を発揮できないような雇用環境などが、「嗜癖」の増加や人格障害の問題を生み出しているのでしょう。千葉の母親を殺して娘さんを拉致した事件なども犯人の人格に問題が。昨年の元厚生事務次官殺傷事件の犯人にもそのようなカゲを感じています。
 発達障害や学習障害に疎く、愛情の薄い機能不全家族の下で育った子どもたちや大人がいろいろな場面で犯罪を犯す可能性が高くなるのは必然的かもしれないですね。
 子育て支援は「子ども手当」だけではだめなのです。家庭で子どもが虐待を受けることなく、必要な愛情を十分に受けて育てられる権利を保障する必要があります。それが将来の犯罪を少しでも減らすために絶対に必要だと考えます。
 子育て支援に「子ども手当」の他にも、育児休業とかを積極的に取らせている企業には十分な支援を、育児休業とかで従業員いびりなどをするような企業からは多額の罰金を。1人で10億円ぐらいの罰金とかね。
 子どもが健全に育てば、犯罪は減少していくはずです。
 アルコール依存症とかの依存症の人に対して指導程度では無意味です。症例を十分に理解しているカウンセラーと精神科医によるカウンセリングと治療が必要でしょう。福岡県警は依存症を甘く見ていたのではという気がします。

2009年8月27日
実際はもっとかな。「喫煙による死亡、世界で年600万人 米がん学会が報告書」

 8月27日の日本経済新聞夕刊社会面に「喫煙による死亡、世界で年600万人 米がん学会が報告書」という見出しの記事がありました。詳しい内容は新聞でね。
 「喫煙が原因と考えられるがんや心臓病などによって死亡する人は、世界で年間約600万人に達し、その数はさらに増える見通しであるとの報告書を米がん学会などが25日まとめた。」というのです。原因と考えられるは、引き金として喫煙が関係した場合ははいるかなとか思ったり、診断がついていないのは除外されているのでしょうね。ですから、実数はもっともっと多いのではと考えます。
 喫煙の害については「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」などのサイトを見て貰えたらと思います。実際、慢性閉塞性呼吸器疾患になっていても、慢性閉塞性呼吸器疾患と診断されていない場合が多いとかいいます。このように、喫煙が原因でありながら診断から外れて死亡した場合などは計算にはいっていないのでしょう。
 喫煙の害によって、「喫煙する人はしない人に比べて平均で15年早く死亡する。たばこを吸わない人も受動喫煙によって、毎年20万人が死亡しているとした。」ということです。リタイアしてこれからというときにあの世行きですね。また、心筋梗塞や脳梗塞などは死に至らなくても重大な後遺症を残すことが頻繁に起こりますね。で、寝たきりとか植物状態とかですね。さらに、隠れ脳梗塞が繰り返されると、脳血管性認知症になりやすくなりますね。脳血管性認知症が男性に多いのは喫煙と大いに関係があるからです。女性はアルツハイマー型認知症の割合が脳血管性より多いようです。
 世界的に見ると新興国で喫煙が増加中なので、インドとかなどでも、「屋内の公共施設では全面禁煙}とかの対策か取られるようになってきたのです。
 経済的損失ての試算も出ていました。「2010年に喫煙が原因で死亡する人は、年間死者数の約10分の1に当たる約600万人となり、医療費や若い労働者が喫煙で死ぬことなどに伴う経済損失は約5000億ドル(約47兆円)に達する。」とかいうのです。税収とかを遙かに上回る損失ですね。

2009年8月25日
禁煙が新興国にも広がりをみせる

 8月24日の日本経済新聞夕刊に「禁煙の波、新興国に広がる アジア・南米など、医療費を抑制」という見出しの記事が出ていました。
 「ブラジルのサンパウロでは、一気にレストランなど屋内の公共の場所での喫煙を全面的に禁止」とか、「トルコは今年7月から屋内での喫煙を全面的に禁止。」、「インド政府は2008年10月から、国内すべての屋内の公共の場で禁煙制度を導入した」などです。詳しくは新聞記事で。
 見てみると、日本の立ち後れが目立ちかけてきてますね。飲食店や旅館・ホテルなどでの禁煙は未だに努力目標だし、喫煙可の屋内スポーツ施設もあるという尻抜けの状態です。この面でも世界の潮流から取り残されそうですね。FTAでも取り残されそうだし、いろいろな面で取り残されようとしてますね。
 未だにすべての面で「日本が一番」という帝国陸海軍と同様の幻想が日本を覆っているのかもしれませんね。真の開国はいつ頃になるのでしょうか。

2009年8月23日
メタボ患者、新型インフル死亡率上昇の恐れ

 8月23日にYahooで見つけた読売新聞の見出しです。フランスの研究チームがおこなった解析から明らかになったとか。
 新型インフルエンザで死亡した人の健康状態を調査したというのです。女性の場合、妊娠という男にはできない営みがありますのでその点についても触れられています。普通のインフルエンザ同様、リスクが高くなるということですので、妊娠されている方、感染させられないようにして下さいね。周りの人も感染源にならないようにね。
 それ以外の患者についてですが、日本での死亡例があるように、何らかの持病を持っていると重症化しやすいようです。死亡例の約3割は「肥満や糖尿病などのメタボ患者」というのです。肥満は肥満でも内臓脂肪型ですね。これ、喫煙によっても内臓脂肪がつくのが促進されるとか。一見痩せに見えてもの隠れ肥満(内蔵型)もね。糖尿病ですが、これ、免疫力が低下しやすい病気として有名ですね。喫煙は糖尿病の危険因子です。歯周病があると糖尿病との相乗作用でどちらも悪化していくとか。歯周病の原因の多くが喫煙。
 喫煙は肺機能を低下させ、慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)に徐々に近づけています。その自覚症状の一つが「風邪類似症状」で、インフルエンザの初期と見分けがつきにくいかも。そして、肺機能が低下しているのでインフルエンザ性の肺炎が起こりやすくなっているのでは。この新型は「肺」でも、増殖するみたいですね。などなど、メタボの方はそうでない方より注意しましょうね。

2009年8月21日
新型インフルエンザの流行拡大

 8月に入ってから、流行が拡大していますね。国内最初の感染例がでた地域の陰が完全に薄くなりました。
 新型ということで基本的にはだれも抗体を持っていないですね。90歳以上の方がどうとかいわれていますが、それより若い方が圧倒的に大多数ですね。
 寄生虫と人間との関係で啓蒙活動をされている藤田紘一郎博士によると、「超清潔社会」が感染を広めている可能性に先の日本経済新聞で書かれていました。
 考えてみると、抗体をつくる「免疫機構」は「教育と訓練」が必要みたいですね。骨髄幹細胞から生まれたヘルパーT細胞候補細胞が胸腺に移動して、そこで教育されて成熟したヘルパーT細胞になっていくとか。ホンの数%だけが。このヘルパーT細胞が自己と異物を見分けるのです。そして、ヘルパーT細胞の命令を受けてB細胞が抗体を放出するわけですが、このB細胞を訓練するには適度な不潔さが必要では。超清潔志向で外来由来の異物に対応する能力が低下してしまうということが起こらないのでしょうか。数に限りのある免疫機構の戦士が自己免疫の方へ行ってしまって、残りが外来と戦うことになっているのが現在の状況かな。
 免疫機構が働いても抗体ができるまでには時間がかかります。その間を持ちこたえる体をどう作るかということを考えずに、「超清潔志向」が招いた結果かも知れないですね。感染は昔ながらの状況でも起こると思います。あと、重大な症状が出やすいかどうかでしょうね。
 今回の新型インフルエンザについては皆さん、抗体を持っていないようなので注意しましょうね。かくいう私は今のところ大丈夫です。あくまでも「今のところ」です。

2009年8月19日
総選挙始まる

 8月18日に公示されて、衆議院総選挙が始まりましたね。まあ、解散後は各党、本格的に活動してたりしましたが、公示で候補者も運動ができるようになりましたね。
 ネット利用の選挙運動の使い勝手をよくして、利用を促進してほしいですね。これは政治家の意識の問題でしょう。マニフェスト等は各政党のサイトでみれるようになっただけでもマシかな。
 選挙運動の中心が相変わらずの「名前の連呼」みたいですね。街頭演説などもありますが、自動車で選挙区内を巡回する方法をとる限り、「連呼」にならざるおえないでしょう。それを補うのが、ネットとしてもよいでしょう。対話集会とかも選挙区内すべてでできないから。
 自由民主党の「責任力」という言い方、選挙が終わればみたいな郵政造反議員の復党とか、どこに責任政党の威厳が・・・。民主党の高速道路の無料化、まあ、もともと無料にするはずの高速道路ですから。でも、温暖化対策との絡みや公共交通機関存続への取り組みはどうするのでしょうか。乗用車1000円でフェリー業界が苦境になっているのですから、無料化では鉄道貨物などもですね。総合交通政策は?
 雇用ですが、これ大企業優遇といわれようが「工場」を立地させやすくする必要は常にあります。これと、従業員の処遇で「不当労働行為」などを放置してきたに等しい自由民主党や官僚、だから、少子化がさらに促進されたのです。民主党の「子ども手当」は歳出の組み替えで捻出できるでしょうね。そうすると、無駄な歳出で地域経済を維持していたところが打撃を受ける可能性があります。
 公務員の天下り規制とかですが、生涯賃金で魅力がなくなると、今でさえ硬直化している官僚機構がさらに硬直化する恐れもありますね。優秀な人材が民間企業に流れてしまうということですかな。
 全体のバランスを取りながらというより、思いつきに走ったり、過去の利権にしがみつこうとしているみたいな政党も見受けられるのが残念です。郵政の再国有化は、官僚を元気づけます。「小さな政府へ」から「元の非効率な政府」への逆戻りの危険が一杯の施策です。少なくとも、この点だけは忘れずに投票したいと考えています。

2009年8月17日
広がる「禁煙」区域、海水浴場も

 8月16日にYahooで見つけた産経新聞の記事に『広がる「禁煙」海水浴場 安全、安心、快適』というのがありました。
 神奈川県の取り組みを紹介して、その後、『「鳴き砂」で有名な琴引浜海水浴場を全国初の禁煙ビーチにしたのは京都府京丹後市(当時は網野町)。』を取り上げていました。こちらの方はすでに実施され、「鳴き砂」を守るため、キャンプや花火などとともにたばこを禁止したものです。違反者には「清掃活動や環境保全講習の受講を科すユニークな罰則」でしているのですね。
 たばこの吸い殻が減ってきただけではなく、ゴミも減少したということです。たばこによる直接的な害、「水着姿の利用者に危険であること」「喫煙による害」以外にも効果があるということですね。
 多くの方が意外と思うことかもしれませんが、白浜では『「指定の喫煙所に行けば心おきなく吸える」と喫煙者にも好評。』というのですね。これは、飲食店などで分煙されていると、どちらもくつろげるというのと同様の効果でしょうね。ただ、『「利用者のマナー向上を待つだけでは10年たっても状況は変わらない」と松沢知事。』というのは正しい認識だと思いますので、知事、頑張って下さい。もう一度、書きますが、分煙のファミレスで来店者の希望は今は「禁煙席」の方が圧倒的に多いと思います。海水浴は家族連れなので、ファミレスと同様のことが考えられる。
 最後に神奈川県のある海水浴場で清掃ボランティアが清掃活動をおこなって集めたゴミの約半分は「たばこ関連」だったというのがありました。禁煙は環境を守る効果もあるということですね。

2009年8月15日
徐々に低下中。「たばこ喫煙率、初の25%割れ JT調べ」

 8月14日の報道によると、「たばこ喫煙率、初の25%割れ JT調べ」という見出しで喫煙率の低下が報じられていました。喫煙場所の規制と健康志向の高まりなどの影響でしょうね。でも、まだ成人男性の喫煙率が40%弱と高いままであり、お肌などを気にしているはずの成人女性の喫煙率が11.9%と高止まりもままですね。特に女性は若年層の喫煙率が高いままかも。妊娠とか子育てで男性喫煙とともに子どもに悪影響を与えていますね。
 喫煙者は、喫煙の害を過小評価してしまうのでしょうね。集団検診でのレントゲン撮影でわかる大きさは初期段階より大きくなってからだということを知らないですね。喫煙して集団検診で見つけた場合は、助かっても呼吸機能の低下が大きすぎるので「運動制限」されたり、酸素ボンベを担ぐことになったりすることを理解していない。フィンランドやアメリカなどでの禁煙活動で低下したのは肺がんなどの癌発症率もありますが、心筋梗塞の発症率も劇的に低下したとか。心筋梗塞が起こりやすいということは、脳梗塞も起こりやすいということですね。認知症でも男性は脳血管性認知症が多いといわれるのは、喫煙のお陰でしょうね。
 喫煙は、体の隅々をゆっくりと目立たずに蝕んでいくため、怖さよりニコチン中毒による禁断症状回避を優先する喫煙者を作っているのでしょうね。劇的な毒性があれば、これほど広まっていないと思います。
 人間、なにかを自分にとって「大切」と思い出すと、不都合な部分が見えなくなっていく動物みたいですね。喫煙はその一例ですね。
 喫煙でコラーゲン分解酵素が活性化されたりします。若々しいお肌を保ちたいならたばこを吸わないこと、受動喫煙もしないことです。酸素ボンベを担いだりする慢性閉塞性呼吸器疾患の予防法は「喫煙しないこと」、治療法はなくて、悪化を遅らせる方法は「禁煙」のみというような病気がたくさんあります。
 そうそう、あるファミレスに先日行きましたら、受付に記入されていた名前と人数と喫煙席か禁煙席かの用紙を見たら、全員禁煙の方に○されていました。ほぼ用紙一杯に近い状態でね。飲食店の方、まだのところは分煙に取り組んで下さい。

2009年8月13日
政策論争、もっとしてほしい

 7月21日の衆議院解散後、各党のマニフェストが出てきており、修正も目立ちますね。この修正ですが、政策論争があるから起こっているのでしょう。以前も「選挙公約」か掲げていましたが、項目羅列みたいな状況だったと思います。それから、みると「具体的」になってきていますね。
 ところで、民主党の「子ども手当」などの財源論争ですが、民主党が政権を取った場合、官僚機構をコントロールできるかどうかにかかっていると思います。そして、支出の無駄を除けば、財源があるとね。問題は「無駄」な支出とはということになるのでは。減ったといえ「公共事業」で地域経済が漸く成り立っているところもありますからね。このようなところの公共事業をどうするかも大きな問題ですが、このような状況にしたのは自由民主党と官僚のなせる技だと思います。
 防衛問題を含む国際貢献で、例えば、「海賊対策」ですが、これは自由民主党の方に分がありそうです。昔、敵対していた中国とアメリカが同じ目的で海軍を出していますね。そのような状況においても・・・というようなことがでてくる政党は?です。これも政策論争をいろいろな分野でおこなうことででてくるのではと思います。ただ、インド洋での給油活動は意見が分かれる部分だとは思います。東アジアにおいて、日本、韓国、中国、台湾、フィリピン、ロシアなどは「平和」が自国の利益になると確信していると思います。ロシアと中国も何年か前に国境確定交渉を妥結させていますね。紛争状態より、互いに利益になるからです。中台関係もなんじゃかんじゃといっているあいだに、直行便を開設したりとかです。表面上、対立しながら、経済的結びつきを強めているのですね。ところが、ここにあげなかった一カ国がよく解らないです。そこと、どう対応するかが、近隣の防衛政策の中心になると思います。国民感情と日米安保体制とをどう調整するかが、各政党によって異なってくるので論争のさらなる展開を期待したいです。
 本来、無料化されるはずの高速道路の無料化問題は、民主党に分があり、自由民主党にも分がありますね。無料化すれば、温暖化対策に逆行することだけは確かです。先日の兵庫県佐用町であったような豪雨は温暖化の影響も考えられるのでそう思います。
 今の世界情勢ではどちらが政権をとっても、急激な景気の回復はないと確信しています。某政党のいっている企業への増税は「工場の海外転出(雇用の流失)」に繋がる危険性が非常に高いと思います。そうすると失業者が増えますよ。工場が海外に出て行くと場合によったら本社機能も海外ということが考えられますよ。失業者が増えれば、財政支出が増えるが、税収の減少にも直面するということが考えられます。このあたりの論争もデータの裏付け(海外の例)をつかってしてほしいですね。 

2009年8月11日
災害時の避難について

 8月9日あたりから台風の影響等で近畿地方や中国地方・四国地方で大雨が降りましたね。その時の避難勧告で避難所に行く途中で川に流されるという痛ましい事故が起こりました。
 8月11日早朝には東海地方で震度6弱の地震が起こりましたね。震源の深さとかで東海大地震とは関係ないということです。台風9号の雨の影響か、東名高速道路で路肩が崩れて通行止めになったり、新幹線でレールが2cmほど歪んでいたりとかしたということです。
 以前の雨はまだ、予測がしやすかった見たいですね。最近は1時間に100mm前後の雨が頻繁に観測されるようになり、観測装置が進化しているにもかかわらず予測が難しくなっているようです。
 どちらも、不用意な避難行動は危険だということですね。東北の地震の時、屋内から道路に飛び出してトラックにはねられて亡くなられた方がいました。
 今回は兵庫県で避難勧告に従って、避難中にです。夜間です。どうも、相当田舎のようですね。街路灯とかがあったしても、「真っ暗」で雨で「懐中電灯」とかも役にたたなかったのでは。そのような状態で避難できるのかと思います。ニュースで見る限り、町営住宅は2階建てで側に崖とかはないようなので朝までは2階に避難という手が思いつかなかったのでしょうね。行政は「避難勧告」が遅れると文句を言われ、早すぎると文句を言われ、たいしたことでなかったら文句を言われとかでギリギリまで勧告を出せなかったのかも。検証してみる必要がありますね。
 山崩れ等の恐れがあって、その家屋自体が破壊される危険性があるときは夜間でも避難すべきだとは思いますが、そのような状況でないときはその時に考えられる一番安全なところにというのが地震であろうが、大雨であろうが大切では。
 例えば、学校において児童生徒が登校している状態で、大雨警報が発令されたときは「解除」されるまで学校に止まるか親に迎えにきて貰うかが一番安全かも。ただ、状況によっては「発令、即、下校」させるかも選択肢の中にはいりますが、中途半端なときの下校は危険性が高まるだけだと思います。
 地震の場合は余震は続きますが、本震がおさまるまで待つと安全に避難できることが多いようです。これも例外はありますが、「慌てない」ということですね。

2009年8月9日
核兵器のない世界を、戦争のない世界を

 8月9日は今から64年前、長崎に原爆が投下された日ですね。今年も長崎市で「市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開かれました。その平和宣言で田上富久市長は「今、私たち人間の前には二つの道があります。核兵器のない世界への道と、64年前の広島と長崎の破壊を繰り返す滅亡の道です」と述べました。当然、核兵器のない世界への道へですね。
 ところで、現在の状況ですと、「核兵器のない世界」というのは「戦争のない世界」と同義的に捉えることもできるのではと思います。戦争準備を強引にしている国とか対立の激しい国同士では、互いに「核兵器」を開発していますからね。インドとパキスタン、イスラエルと中東の某国、北朝鮮とかです。
 核兵器を造れないから、「テロ」に走っている集団があったりするのでは。
 「戦争」とか「テロ」は特定の価値観を他国や他民族・他宗教信者に押しつけようとして、起こってきていると思います。この価値観には「自国利益最優先」の価値観もはいります。他国との「自由貿易協定」を締結するには、どちらも譲歩するべきところが出てきますね。それをしない場合は「征服」すればよいわけだし、宗教でも「征服して改宗」させてばいいわけだからです。
 アメリカのオバマ大統領がプラハの演説で「核のない世界へ向けての第一歩を踏みだそう。」というようなことをしました。核保有大国の5カ国は核戦争の悲惨さ・不利益などをよくわきまえているようなので、「戦略核の削減」などを徐々に進めようとしているようです。ところが、けったいな国が核を作ろうとしているので「廃棄」ができない。まだ、冷戦の名残の不安感でできない。おもちゃを手放したくないでできない。のでしょうね。特に最後の理由が一番かも。
 ともかく、「軍拡の不経済」、経済に悪影響を与えることに、まずは気づいてほしいですね。ところで、「テロ」の方は、自然の流れ(他国との交流は盛んになる)で、どちらかというと負けている価値観の信奉者が起こしているようなので防ぐのは大変だと思います。

2009年8月7日
パソコンの便利さにより失われたもの

 8月7日の日本経済新聞夕刊の1面の「どっこいアナログ」(上)で「そろばん、思考力を育てる」という見出しがありました。「パソコンは便利だけど」というのとね。
 パナソニックの珠算部の取り組みや仕事への効果が書いてありました。
 珠算はアナログですかな。計算するとき、数値を一つずつ、加減乗除をしていかなければならないし、毎回計算の手順を考える必要もありますね。パソコンなら、一度表計算ソフトで関数を入れておいたり、マクロを組んだりすると同じタイプの計算なら「数値」を入力するだけで計算してくれますね。「自動」ですかな。そして、考えなくてよいですね。
 珠算とかをしていると、「暗算力」がついてきて、計算途中の間違いに気づきやすくなって、どこが不都合かなどが見つけやすくなります。ところが、パソコンでは、ソフトの想定外の入力ミスに対しては無防備です。何年か前のみずほ証券の誤発注の場合、最初、警告が出たということです。ソフトの想定内の誤入力でしたからね。それを無視したのが担当者でしたか。あれ、一株50万円ぐらいだったですね。もし、45万円なら通っていたかも。まあ、あとはどこかの証券取引所のソフトの仕様で取り消しができなかったというのです。アナログで人間が取り扱っていたら、取り消しができたでしょうね。
 頭でも考えてみるという習慣が電卓やパソコンで失われてきている感じがします。コンピューターの出力を「絶対的」という感じでの「信仰」もありますが、入力ミスやソフトのミスがあれば、パソコンは「間違い」だけを出力します。それに比べて、アナログの人間は柔軟に対応することができますが、パソコンみたいなデジタル人間にはどこでそのようなミスが起こったのかを探すことは非常に難しいと思います。
 アナログはいいですね。

2009年8月5日
成績と親の年収、相関の傾向あり

 8月5日の報道で、文部科学が実施している全国学力調査の学力(正答率)と親の年収との関係についての調査結果が発表されたということです。
 「調査は、お茶の水女子大の耳塚寛明・副学長(教育社会学)の研究班が昨年度、約6千人の小学6年生について実施。保護者にも年収をたずねて相関関係を分析し、4日、結果を公表した。」ということです。
 お茶の水女子大の耳塚寛明・副学長(教育社会学)はこの方面で実績を上げている方なので、信頼性は高いと考えられます。このような調査は、いつ・どこで・だれが・なにを・どうのように調べ・どう解析したかが非常に重要になります。その点、文部科学省の全国学力テストをもとに、多人数でありということなどからも信頼性は高いと考えられます。
 親の年収が高いほど、普通は家庭の知的雰囲気が高くなりますね。親の年収が高いほど、親が引き続き「勉強」とか「読書」とかをしている場合が多いかも。
 そして、絵本などの購入量にも違いが出てきますね。さらに、絵本があれば、「読み聞かせ」の機会も多くなり、そのうち、絵のない本の読み聞かせにも進む可能性が高いですね。今、問題になっているのは「言葉」から「事象」が想像できないことでしょうか。絵のない本を読み聞かせるということは、その想像力を付けるためのよい練習になっている可能性が高いですね。兎に角、教科書とかに書いてあることと事象とかが結びつくかどうかが、学力に関係していると考えられます。これ、丸暗記では養成できませんからね。
 以前、日本経済新聞の「私の履歴書」でノーベル化学賞を受賞した野依良治氏が「男の子は父親の背中を見て育つ」と書かれていました。そう、子どもは身近な大人を見て育つのです。見本となるように意識して行動できる親かどうかも大きな要素でしょうね。

2009年8月3日
裁判員裁判始まる

 8月3日に東京地方裁判所で裁判員が参加した初の裁判が始まりました。この制度については、賛否いろいろあります。
 多くの国で、まあ、民主的といわれる国ではおこなわれていますね。これは、民意のレベルの反映かもしれないですね。
 今回の裁判では被告は罪状では争わないようですね。罪状認否では認めたとか。ですから、量刑をどうするかが中心となるみたいです。
 ところで、「地裁は73人の裁判員候補者に呼び出し状を発送した。」ということです。転居などですか、6人には届かず、18人は仕事や家庭の事情などで自体が認められたということです。今回は女性5名、男性1名という抽選結果になりました。次回以降、男女のバランスはどうなるのかな。気になるところです。
 介護等による理由は女性の方が多そうだし、仕事は男性の方が多そうです。この理由に子育てや介護で退職を余儀なくされた人たちの同じような理由がないことを期待します。職場の無理解、制度を作っても「努力目標」として、罰則規定を設けていない問題点のある法律が多数ありますからね。
 その結果の少子化ではないでしょうか。あるいは老後の不安感でしょうね。子育てや介護等での育児休業や介護休暇での企業の負担軽減策と罰則とを規定せずに放置してきた結果が少子化などですからね。このようにじっくりと回り回って、我が身に降りかかってくる中途半端な愚策を繰り出しているのが日本みたいな気がします。
 裁判員制度定着のためにも国民が今以上に安心して参加できる制度を目指すべきですね。

2009年8月1日
高速道路での路肩停車

 8月1日です。「1日午前4時20分ごろ、岩手県金ケ崎町の東北自動車道下り線で、路肩に車をとめてパンクしたタイヤを交換していた、さいたま市緑区のバス運転手河野剛さん(41)と同区の無職有賀喜平さん(67)が、大型トラックにはねられ死亡した。」というニュースがありました。亡くなられた方のご冥福を祈ります。
 以前から、高速道路の路肩駐車に絡む事故が相次いで起こっています。あの三角形の非常停車板ですか、これを設置してしても、なぎ倒して追突されたりしています。人間が誘導などしていると、ドライバーは吸い込まれるようにそこに向かってくるとか。
 事故車が路肩に止まっているとパトカーはその後ろではなく「事故車の前」に停車するとか。JAFもそのようです。事故車を盾代わりに使うというみたいです。走行車線からにはみ出していなくても、走行車線を走行している自動車が吸い寄せられるという現象がおこります。なぜかは解明されていないということです。
 このようなことが起こらないぐらいの路肩にするか、走行中の運転者に注意喚起ができる方法を考えてみる必要がありますね。